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体験談 フルバージョン


□ IT関係のお仕事をしている30代の女性

【セッションを受けた理由】
私は「自分があんまり好きじゃない」とか「自分に自信がない」というネガティブな感情を持っていて、どうして自分がそんな風になってしまったのかが知りたくてお願いしました。

【小さい頃の自分を思い出す作業】
催眠状態に入って、最初の作業は階段を思い浮かべて、「その階段を上ること」だったのですが、私はどうしても上る事が出来ませんでした。私の家は道路より 低い位置に家があって、門を入って階段を降りないと玄関に辿り着けないのですが、「階段を思い描いて下さい」と言われて、描いたのは、その階段でした。

雨が降っていて、傘をさした母らしき人が立ってる風景がぼんやりと浮かびます。母は私が上って来るのを待っている様子。階段を上ろうとするのは小さい頃の私で、「早く行かなきゃ」と思うのですが、上りかけては降りるを繰り返しています。

blue催眠状態でも自分の意識ははっきりしているので、頭の中のその映像を見ている私はもどかしくなって、「どうして上れないんだろう?私ってセラピーすら満足に受けられないのかしら」と不安になりました。ウンウン唸って上れる自分を想像しようとするのですが、頭の中の映像は階段を2~3段上った所で、最初の上る前の絵に戻ってしまいます。

何かがひっかかってる感じがしてどうしても進めません。

少し息苦しくなっていました。ここで、『無理して上らないでいいよ、どうして上れないんだろうね?』と問いかけられました。ホッとして、落ち着いて理由を思い出すにつれて「上れない理由」がだんだんと分かってきました。

『どうして上れないの?』→「あんまり出かけたくないみたい。でも、お母さんが待ってるし…」
『どこに行くんだろうね?』→「多分、塾だと思う」
という会話を経て、小学生低学年の頃、突然バスに乗せられて塾に連れて行かれたことを思い出しました。

当時の私は友達と上手に遊べなかったし、一カ所にじっとしてしるのが苦手でいつも空想ばかりしていました。周りとの距離感がつかめず、いつも一人で居たくせに、突飛もないことをしでかしたりする子でした。それがいきなり進学塾に行って、「中学は○○女子だからね」。ワケも分からないまま塾通いが始まりました。

友達が学校が終わると真っすぐ家に帰って遊ぶのに、私は一人でバスに乗って塾へ。「学校の帰りに寄り道してるって思われたらどうしよう」という子供っぽい不安や、厳しい先生に毎晩遅くまで塾の宿題。嫌々通っていて成果があるはずもなく、塾はもちろん、学校の成績すらそんなに良くはありませんでした。その事を語っていく内に、ランドセルを背負ってバス停のベンチに腰掛ける自分や、塾に行く途中の人通りのない道が頭に浮かびます。どの光景もとても寂しげでした。

そこで、当時の自分がどんな子供だったか思い出したのです。
出来ない自分が嫌で、「みんな出来るのに、どうして私は出来ないんだろう。」と、いつも母に対してとても申し訳ない気持ちにでいたこと。反面、行きたくないと訴えても聞き届けられなくて、ひどくがっかりしたこと等を思い出して行く内に、「私、子供の時はいつも気が塞いでいた。何かに押しつぶされている様に感じていた。何か楽しい事があっても、次の日はまた“あの生活に戻るんだ”と思うと、心の底から楽しめなかった。毎日が嫌で嫌で仕方がなかったんだ。」子供の頃、いつも胸の中にあった漠然とした不安感が、口をついて出ました。

hana 【思い出して、気付いたこと】
それに気付いた時、同時に二つの感情が湧いて来ました。
一つは「何かに押しつぶされそうな毎日だったら、自信の持てない子供になっちゃうよね…」曖昧な記憶ですが、その時、私は何度も 「そりゃそうだ…仕方ないよね…」と繰り返していた様に思います。客観的に見つめる事によって、心の底から納得した気持ちになったので、つい何度も何度も繰り返したのではないかと思います。自分の事だと客観的には見られないんだなぁ…と不思議な気持ちでした。これは意識のある自分だったと思います。その事に気付いてとてもびっくりしたので、友人や同僚に報告しなくっちゃ!と興奮していました。

もう一つは、小さな私が大きなランドセルを持って、人気のない道をとぼとぼと歩いてるのを見て、
「なんてかわいそうなんだろう」なんだか胸が詰まる風景でした。「もっと遊びたかったし、塾でもどうしていいか分からなかったんだよね。」と無意識に小さな自分に語りかけてました。

『じゃあ、どうしてあげたら良かったんだろう?』そう聞かれて、
・落ち着いて、順番に丁寧にやればちゃんと出来ること
(塾の宿題や勉強、苦手だった工作のことだと思います)
・面倒でしんどいけど、やり遂げたあとは達成感があること。
・以上の事を大人が横についてあげて、一緒に作業をして教えてあげること。と答えました。
『うん、じゃあ、今から一緒にそれをやっていこうね。』

【思い出してからの作業】
現在の私が小さい頃の私と一緒に、何故か妹の家のリビングに居る風景が浮かびました。リビングのガラステーブルの上に折り紙やプラスチックのおもちゃのはさみが置いてあります。そこで二人一緒に何かを作っているようです。不思議な事に、もう一人の私がそれを少し離れた所から見ています。私が見ている二人からは声や音は聞こえてきません。見える風景もぼんやりしていますが、小さな私がぐずっているのを大きな私がなだめて、「最後まで頑張ろう」と言っているらしいのが伝わってきます。
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『ちゃんと出来たかな?』→「出来たみたい。」
『じゃあ“ちゃんと出来てえらかったね”って言ってあげようね。』
催眠状態と言っても、自分の意識があるので、人前で見えない自分に向かって話しかけたり、褒めてあげるのはなんだか恥ずかしいような、くすぐったい感じだったのですが、
「ちゃんと出来てえらかったね」
と、言ってあげると、胸と喉につかえていた物がすぅ~っと抜けていくような感じがしました。

【まとめ】
セッションは長時間に及び、自分の過去以外にも前世を思い出したり、自分の身体の中に居た者達を取り出す作業をしたりと、驚きの連続でした。でも、一番印象に残っているのは家の門の前でしゃがんで地面をじっと見ている小学生の頃の私の背中です。小さい頃の私で、私の一部です。

私の一部なのに「思い出したくない」という理由で暗い場所に放り出されたままでした。
ヒプノセラピーは心の中の小さい子供の存在に気付かせてくれます。
それから、そのかわいそうな子供を一緒に明るい場所に連れて行くのを手伝ってくれます。
「ありがとう、バイバイ」の笑顔を見たら、長い間胸につかえていた物がすぅっと溶けていきます。

そして、あの小さい子供は「自分の中の汚い所」でも「自分の中の暗い所」でも、
「自分の中の恥ずかしい所」でもないことが分かって、とても愛おしく感じます。

そうなると、「自分があんまり好きじゃない」とか「自分に自信がない」というネガティブな感情は消えていきます。同時に、私自身が思い出さなければ、暗い所でずーっと寂しい思いをして誰かが来るのを待っていたということや、思い出してあげた小さな子以外にも、もっとたくさんの忘れてしまっている「自分」や、これからの「自分」が居ることを気付かせてくれました。

【セッション後、自分で変わったと思うところ】
前向きになったこと。
今までだと、「こんな資格を取りたい」とか「こんな仕事に就きたい」と思い描いても、
「でも、自分には無理だ」「あんなすごくて大変な仕事が出来るのは限られた人だけ」
という気持ちがなくなりました。
今は新しく資格を取ろうとスクールを探したり、本を買って勉強を始めたりしています。
                    

セッションから数日して、この女性から感想のメールを頂きました。そこには「自分が変わったこと」を、いくつかの項目に分けて詳しく書かれていて、それがとても分かりやすかったので、ぜひ体験談としてシェアーして頂けないかお願いしたところ、上記のように改めて書いて下さいました。

【まとめ】 の文章を読んだときに、胸がつまりました。「それぞれの方が違う体験をする」という考えから、体験談をサイトにアップする計画はなかったのですが、お願いして本当によかったと思いました。ありがとうございます。


ウラノモトイ


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